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〜東シベリア〜。
(まだ、氷河が幼き頃のお話です)。 はぁはぁはぁはぁはぁ。 ドンドンドン。 「カミュ・・・寒いよ・・・。」 12月の東シベリアの寒さは半端じゃなくて。 まだ、氷河が修行を始めて数日のある日のことでした。 「寒いよ・・・。ここ、あけてよ・・・。」 ドアを閉められてもう、5時間は経過してるはず。 鼻水はずるずる。 寒さで、歯もカチカチいってる。 それでも、我師カミュは、ドアをあけてくれない。 返事さえもしてくれない。 僕が嫌いなんだろうか、と思う。これも修行だとゆうけれど。まだ、僕はこの地に来て一週間目なんだ!。 このままここにいたら、死んじゃうよ・・・。 氷河は、あきらめたのか、ドアを叩くのも、声をかけるのもやめドアの前にずるずるをしゃがみこんだ。 “きっと、カミュは僕のこときらいなんだ。” 氷河の頭には、初めて逢った時のカミュの顔がわすれられなかったから。 カミュの瞳は、とてもきれいなけど、冷たい光を放っている。 ふと、瞳を閉じれば、マーマの顔が浮かんできた。 美しい、マーマ。僕も、マーマを処にいけるんだろうか・・・。 突然、黒い波にマーマが海の底に沈んでいく・・・。 マーマ!!!。 海の底の暗い場所へ・・・。マーマは見えなくなり・・・。 海の泡が氷にかわった。 先を見れば、そこには、我師カミュが黄金聖衣をまとって僕を氷のような冷たい、それでいて、愛しいものを見るかのような瞳で僕をみていた。 なぜか、僕はカミュの元に走った。 走っても、走っても。 カミュには近づけなかった。 「カミュ・・・。僕のこと、きらいですか・・・?。」氷河は叫んだ。 カミュは、なにもいわなかった。 ただ、氷河をみているだけで。 僕は涙を流していた。 「氷河よ。今、私はお前のことを、嫌ってもいないし、好いてもいない。 余計な事は考えず、白鳥座の聖衣を身に着けることだけ、考えて修行するんだ。」 僕は、誰かに愛されたかった。 愛するだけじゃなくって。 額につめたいものを感じて瞳をあけた。 すると、僕は、家の中で、ベットの中で。 僕の額には、我師カミュが、左手をかざし、氷を降らせていた。 カミュは座りながら眠っているようだった。 我師カミュが左手から降らせている氷は、とてもひんやりして、つめたかったけど、僕はとても、あったかく感じた。 カミュと、カミュの左手とを、見つめているうちに、僕の心に巣作っていたなにかが、なくなっていったような気がした。 “白鳥座の聖衣を手にいれられるように、がんばるよ。僕。 マーマ・・・。我師カミュ・・・。” そして、氷河は、白鳥座の聖衣を手に入れるために、修行を続けたのでした。 <fin> |
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Author:kisugihitomi
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